認知症の集団療法〜リーダーの心構え〜

 

作業療法士 上田さより です。

本日のテーマ

【認知症の集団療法におけるリーダーの心構え】

 

・自分も楽しむ:どうして自分が楽しむかというと、認知症の人は様々な機能は失われますが、相手が自分にとっていい人なのか、そうでない人なのか、見抜く力が優れています。 だから一番リーダーが楽しく集団療法をしているとそれが伝わるんです。だから楽しい集団療法につながるというわけ!!

 

 

・愛情を持って接する:先ほどの理由と同じ、愛情は伝わりますから。どんなことをしても認知症の人は受け止めてくれます。

 

 

・決して体を動かさなくてもいいんだ。:認知症の人は反応がわかりにくい人もいますが、5感で感じています。そして目からの刺激を入れるだけでも認知症の進行を送らせてくれますからね。

 

 

・予定通りでなくてもいい:大まかな流れは決めて集団療法をすると思うんですが、途中で変更しても全然ありなんですよ。相手が反応してそっちの方が面白そうだったら切り替えちゃえばいいんですよ。なんとかなりますから。

 

・役割を持ってもらう:たまに私はわざと利用者さんに司会をしてもらったり、

前に来て歌ってもらったり、色々してもらいます。そこで、できる!!を体感してもらうんです。ワクワクするし、みんなに認めてもらえるって最高でしょ。

 

 

・失敗を否定しない。:できないことを否定してはいけません。できないことにフォーカスするのではなく、できることにフォーカスして行きましょう。

 

 

大事なのはどれだけ楽しくするか!!
そして認知症の人は多くの人が私たちよりも長く生きている人ですから
経験値があります。
一緒に楽しめたら最高ですね。

 

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